ようこそ、舩曳です。
ここ最近ABテストにはまっています。
ABテストとは、AとBの2つのパターンを実際に試してみて、求めることに対して、どういう結果が出たかを検証するものです。
実際は、PPCの広告文面や、LP(ランディングページ)の広告に対して、どちらが集客出来たのか、あるいは望ましい行動をどちらの文面が読み手に取ってもらえたのかを計測するために使われます。
身近なところでは、私は税務署でのメンタルヘルス研修の際に、あるテーマについて話した場合と話していない場合の感想(評価)でどうなるのか測定したり、あるテーマAを話した場合と、別のテーマBを話した場合でも検証が出来ます。時々自分のHPトップを変えて、みなさんがどんな動きをしてくれているのか検証しています。
ホームページに正解はないので、試行錯誤ですが、これでいいと思っています。
完全に他の要因を排除したらABテストはしやすいのですが、実際は他の要因が入ってくるため、難しいところがあります。
例えば研修やセミナーなら、午後一で開始すると、たまに研修中寝ている方も居られたりします。自分の伝え方の問題なのか、お腹がいっぱいの相手の要因なのか、それこそぽかぽか陽気のせいなのか厳密には検証は出来ませんが、それでもABテストはとても大事なことだと思います。
今回なぜABテストを話させてもらったかというと、人生におけるABテストって大事だなと改めて感じたからです。
悩み相談を聴かせていただく中で、「やってみたらいいんじゃないですか?」とお伝えする場面があります。
私だったら、Aが公務員を辞めずに続けた人生だとすると、Bが公務員を辞めて思うように生きている人生。
もちろんリスクは最小限にしていただきたいので、
・優先順位は明確なのか
・辞めずに検証することは出来ないのか(上記であれば転職サイトに登録して自分への評価を知るなど)
・なぜそうしたいのか?(価値観の整理)
は絶対していただくことをお勧めした上でです。
やらなかった方は、永遠に分かりませんし、何より「他の人の経験はあてになりません」。
その方はBという方法でうまく行ったかもしれませんが、あなたが同じ選択をしたからと言って、同じ成果を手にすることが出来るかという保証は全くないからです。
ただ、間違いなく手にできるものがあります。それは「Bを選択した場合の経験値」です。
ここ大事なところです。
Bを選択した場合の結果は誰にも分かりませんが、うまく行ったならやってよかったと思えますし、失敗したなら、そこから何かを学べばいいと思うのです。
あなたが不安や、すっきりしない感を感じる原因の一つに、「もしBという人生を歩んでいたら」ということはありませんか?
過去には戻れません。今日がその考えに思い当たった日の中で一番若いんです。
あなたにとっての「B」とは何なのか、上記した、優先順位やAをしながら出来る方法の検証、そしてBという選択をしたい事情をまずは整理するところからはじめましょう。