自己実現セラピーCBT 臨床心理士の舩曳です。
自己実現とは、なりたい自分や、その正反対の【なりたくない自分】を意識することで、少しずつ前に進むものです。
その中で大事なポイントについて、今回お伝えします。
ゴール設定
まずは大まかでいいので、ゴールの設定をすることが重要です。
細かく決めることももちろん大事なことですが、動きながら見えてくることもあります。
逆に自己実現に向けて、一歩も動けないことが自信喪失に繋がり、「もうやーめた」という気持ちになることもあります。そうやって動くために必要な若さが失われてしまうことに危機感を感じておられる方も居るかと思います。
実際、人生のゴールや自己実現を叶えるためには最初、多大な労力が必要です。
一方で、自己実現のためにゴールを定めたからこそ見えてくること(それが自分に足りないものであることもありますが)もあります。
実際一人頭の中でだけ考えているだけでは、何も進まないこともあるのはよくお聞きすることです。
まずは自己実現のために一歩踏み出す。動きながら微調整をしていく。現在地を知るためにもとても大事なことです。
動きながら現在地を知るとは、昔の人が星の位置から現在地を知ることと似ているのかもしれません。
現在地を知る
ゴールを定めた後は、あらゆる方法を使って、今の自分の位置を知る必要があります。
今の自分を形成しているものを知ることが自己実現には必要です。またどういった原動力で過去の自分が今の位置に来たのかもヒントになることが多いです。
そのため自己実現セラピーCBTでは強み発見シートというものを使っています。
これまで達成してきたことや得意なこと、情熱を注げるもの、今の自分を形成するもの全てを一旦棚卸しをすることで、過去の自分がどこを目指してきて、実際の現在地がどこなのか、これからの方向性を定めることが出来るのです。
タスク化する
自己実現のためにゴールが決まって、現在地が分かっても、よく「モチベーションがなくなって」と言って、途中で辞めてしまう人がいます。
これは非常にもったいないと言えます。
ここまで来るともう8割は達成したも同然で、後は日々やることを行動に落とし込む、すなわちタスク化するだけです。
感情的に雨の日も雪の日も、晴れた日もやるべきことを淡々とやっていくのです。
モチベーションを理由にしてしまっている時点で、タスク化、つまり自己実現に向かうための行動の細分化がまだ荒かったと考えられるので、さらに日々出来る行動に落とし込むことが重要です。
中には自己実現というゴールに対して今の自分から何をしたらいいのか分からないという方も居られるかと思います。
まずは動きながら自分の強みを棚卸しする。過去の自分の位置から現在地を知り、今後の方向性を定める。諦める必要があるところは明確に線を引く。そこからが自己実現のための本当のスタートです。
そういった方の伴走相手として、CBTをご利用いただけたらと思います。
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