こんにちは。楽しい心理学実践講座へようこそ。
今日は永遠のテーマ、「人の心理は操ることが出来るのか?」をお話したいと思います。
大好きなあの人の気持ちや、子育て、あるいは会社の部下の育成で悩んでいる方は、「どうにか心理学で、相手の心を操れませんか?」というお悩みをお持ちのようで、知恵袋や検索をかけるとそれこそ、ありとあらゆる「他人の心の操作の可能性について」書かれています。
ここだけの話し、心理学にはいくつかの相手の心理操作方法があります。
それを知ったとして幸せになれるかは置いておいたとして。
今回はそのうち幸せになれる可能性が高いもの(どんな方法も悪用すれば不幸な人が増えます)をお伝えしますね。
1.ザイオンス効果
別名単純接触効果。人は情報や人に意識、無意識問わず、たくさん接するほど好感をいだきやすくなるというもの。
よくデート本などで、「1回に長く会うより、10分ずつ5回会え!」みたいに書かれている、あれです。
そのため単純に好意を持たれたかったら複数回会えるような環境に持っていくのが一番の目標になります。
仕事上の付き合いがある相手なら、どれだけたくさん相手と会う機会作れるか、また関係が薄ければ、「物を借りて返す」など、次も会う理由を作ればいいということになります。
マーケティング上では、3ヶ月に渡って同じ時間帯に広告を流すよりも、1ヶ月にがっつり広告し、認識してもらったほうが消費者は親しみを持って買ってもらいやすいと言われています。どのチャンネル変えても同じCM流れているのは、この効果を狙ってです。
2.イエスセットを使いこなす
営業現場でよく使われている手です。
人は繰り返し「イエス」と言うと、その後に「ノー」というのが難しくなります。
大体人は3回「はい」と答えると、次は思わず流れで「はい」と答えてしまうものです。
そのため、
「(晴れている日に)今日はいい天気ですね」『はい』
「早く暖かくなるといいですね」『はい』
「お休みの日に暖かいとお出かけしたくなりますよね」『はい』
「美味しいレストラン見つけたんですけど、今度一緒に行きませんか?」『はい』
と相手の方も思わず「はい」と答えてしまうのが、イエスセットです。
営業はもちろん、デートなどでも相手の行動をコントロールする方法の一つです。
3.行動と心理は表裏一体
2のテクニックを読んだところで気づかれた方も居るかもしれません。
「自分は相手の心をコントロールしたいんであって、行動(イエスと言わせること)をコントロールしたいんじゃないんです」
そうです。私は最初に「心を操る方法をお伝えする」と言いつつ、1では購買するという行動、2ではイエスと言わせる方法についてお伝えしました。
これは決してはぐらかせているのではありません。
人の心を操る上で行動のコントロールは絶対必要条件だからです。
例えばお子さんが魚に強い興味を持ったとします。しかしそれをどうやって測りますか?
おそらくお子さんが魚の絵を描いたり、魚の図鑑を読んだりしている時間の長さや、水族館に行ったら非常に喜んだなどの「行動」から相手の心を推測していることはありませんか?
このように人の心を測定するために「行動」というのが重要な指標になるのと同様に、心を操作するためにも行動はとても重要な役割を持っています。
簡単に言うと「行動を制するものが心を制する」のです。
「暗い気持ち」が問題なのではありません。
「暗い気持ちになったあと、立て直す方法が分からない」のが問題なのです。
どういうとき相手はそのものを欲しいと思うのか、また相手に「イエス」と言わせるためにはどうしたらいいか、心理学を学べば、色んなテクニックとその研究事例が出てきます。
鳩にボタンを押させることも出来る学問が心理学です。
普通鳩にボタン押させようなんて考えないですって(笑)
今回ご紹介したのはあくまで一例でしかありません。
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