公認心理師・臨床心理士の舩曳です。
突然ですが、あなたに最近
「 やる気出てますか? 」
と質問させて下さい。
実は私ごとで恐縮ですが、少し前に出版して以来、次の仕掛けへのモチベーションなるものが落ちているように感じています。
もちろん一仕事終わったから、ホッとしているというのもあるのでしょうが、それは言い訳で、ビジネスをする上で、いや、人は生きていく上で、
「 モチベーションの有無 」
で作業量に差があってはいけないと考えていますし、セラピー中でもそのことは伝えています。
「 このままでいいのか? 」
と考えて居た中、今週号のモーニング、ドラゴン桜2の中で、
「 これは読んでくれている方にも役立つのではないか 」
と感じたことがあったのでシェアさせてもらいます。
~概要~
東大生を排出したことで一躍有名になった龍山高校は、数年後また経営危機に陥ります。
問題ははっきりしていて、
「 東大に行く子が減ったこと 」
ここでテコ入れをしないと、また龍山高校は経営危機から廃校の可能性がある。
そういうところから物語は始まります。
新たに、
「 東大進学コース 」
を用意するのですが、自らの意志を持って参加したはずの生徒たちのはずなのに、一人は
「 努力が出来ない脳の子 」
と言われ、もう一人は
「 継続することが出来ない子 」
と言われる。ここで、メンター桜木(ドラゴン桜1で東大に入った女子大生が龍山高校の先生となり、以前教えてくれた桜木先生はメンターとして登場)が
「 お前らには怒りが足りない。不甲斐ない自分に怒れ! 」
と喝を入れるのです。
~まとめ以上~
思った以上に長くなりましたw
日本の教育では怒ることはダメなことだと教えられ、大人になるにつれ、
「 怒り 」
を表明することには批判的な傾向があります。
「 もっと我慢しなさい 」
「 そんなに怒らないの 」
と教育をされています。
ただここで一度自分の半生を振り返って見ると、大きく伸びたとき、つまり努力をしたときって、
「 めちゃくちゃ怒ったとき 」
なんですね。
プロフィールを読んでもらったら分かるように、
・小学校時代にいじめられ、
・大阪府職員時代は、非効率的な働き方や、一部の人間への過剰なストレスやひいき、最終的には理不尽に退職の道を選ばざるを得なくされ、
たとき、勉強やブログを継続して書いていて、正直めちゃくちゃ数稽古をこなして、
【 自己実現 】
をテーマにしたカウンセリングルームを開業しました。
なぜなら同じように悩み、そして成長の可能性を秘めている人は居ると思ったからです。
そう考えた私が、ホッとしたのと、多少経済的な安定も手に入り、
「 怒りを忘れていること 」
に気がついたのです。
怒ることがなかったり、無理に怒る必要はありませんが、
・理不尽さ
・自分への不甲斐なさ
・出来ないこと
に対しては遠慮なく
「 怒って大丈夫 」
だし、
「 むしろ怒りの感情をエネルギーにしろ 」
と思っていますし、忘れてはいけない感情だと考えています。
もしこれを読んでいるあなたが、今やる気を失っていたり、逃げたくなっているとき、
「 根源に怒りがあって、それを諦めてないか 」
は是非一度振り返って見て下さい。
自力で大変な場合は一緒に考えましょう!
公認心理師・臨床心理士 舩曳