臨床心理士の舩曳@大阪です。
今日は少し、私が普段どんなカウンセリングの進め方をしているのかをご紹介したいと思います。
まず何は置いても
【ニーズの把握】
です。相手が困っていない、もしくは自分や自分の未来を変えたいと願っている方にしか、カウンセリング然り他の支援はほとんど効果はありません。なぜなら、カウンセリングでの50分より、日常生活の時間の方が長いから、徐々にそちらに戻っていくからです。
そしてニーズの把握が出来たら、治療目標を一緒に立てます。
途中で目標が変わってもいいと私は考えていますが、とりあえずでも目標を決めないと、沈黙して50分終わるということもあり得るからです。
そして進めながら気をつけていることは、相手の言いたいことや、困っていること、これまでに対処してきたこと、さらに全体に影響するであろう課題の根っことなることなどを視覚化します。
大事なことなのでもう一度言います。
視覚化するのです。
広汎性発達障がい(PDD)や自閉症スペクトラム(ASD)の方は往々にして話しが脱線します。
結構な頻度で「私何を言いたいんでしたっけ?」と言われることがしばしばあります。
またマシンガンのように話したいことを話して、結局50分丸々終わってしまうこともあるのです。
これはこれでありなのかもしれませんが、せっかくお金を支払うのですから、あなたは何かしらの成果を得たいと思ってカウンセリングを受けたいはずです。
そこで脱線から戻るために、また話したいことがブレないために私は手書きで紙に言いたいことや気持ち、課題、背景などを書き込んで行きます。多少の位置のズレなどは気にしません。大事なことは迷った時に戻ってこれるベース基地を設けておくこと。
そうすることで広汎性発達障がい(PDD)や自閉症スペクトラム(ASD)の方との話は意味のあるものを提供出来るようになります。経験上、これをしない場合は堂々巡りに成る方がとても多いです。
毎回50分「○○のとき不安なんです」「どうしたらいいでしょうか?」話しが一ミリも毎回前に進まないのです。
視覚化は残るとうい点でとても優れたツールです。また事象の関係性も見るだけで分かります。
まずは視覚化することで、クライエントの見ている、感じている世界とセラピストの感覚を出来るだけ近づける。
その上で何に困っているのか、何なら頑張れるのか、落とし所は何なのかということについて掘り下げて行くのです。
脱線が多い場合は是非紙に書き、整理をしながら、理解を進めていきましょう。
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