臨床心理士の舩曳@大阪です。
今日は広汎性発達障がい(PDD)や自閉症スペクトラム(ASD)の方にもお伝えしているのですが、一般論として会社で働く場合に、知っておいた方がいいことをお伝えします。
得てして、人は「正しいことを伝えればみんなは理解し、行動が変わる。そして結果が変わる」と思いがちです。
しかし、これは大きな間違いです。
実はお恥ずかしい話し、自分も経験がありますが、人は正しさだけでは変化が起こりません。当然結果も変わりません。
なぜなのでしょうか?
これには前回も登場してもらった神田昌典さんの著書「成功者の告白」のp.213の図が1番分かりやすいと思います。
すなわち、人の成長だけではなく、会社組織においても、最初は母性、すなわち愛が必要なのです。
少し立場を変えて考えてみましょう。
あなたは否定ばかりしてくる同僚が、会議中に発言した「一見正論な意見」を聞いたとき、素直に「それはいいよね」と同意出来るでしょうか?
何か難癖付けて、その意見を取り下げさせたいと思いませんか?
広汎性発達障がい(PDD)や自閉症スペクトラム(ASD)の方にはいきなり父性から始める方が多いです。
もしあなたがそうではなくても、「正しいことを伝えているはずなのに評価されない」、そう感じるのであれば、この図を一度見返して欲しいのです。
人は正しいから動くのでも、システムが明確だから動くのでもありません。
その前には「愛」が必要なのです。
正しさを伝える前に、「自分の気持ちに愛があるか」、また「相手との間に親愛も含めた情緒的交流を積み重ねて来たか」ここを意識してみてください。
それだけで随分社内ではやりやすくなるはずです。
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