臨床心理士の舩曳@大阪です。全国電話&スカイプ相談対応中です。
昨日の「感情的になってしまう、その前に」の少しだけ先の話しをしてみたいと思います。
感情的になると長い目で見た時に損をするというお話を昨日させていただきました。
ただ、私は感情的になる理由の背景にある、コンプレックスについては、むしろいいものではないかと考えています。
その理由は、その方がよりよくなるための行動の理由もそのコンプレックスにはあるから、と考えているからです。
もう少し詳しく説明しますね。
コンプレックスとは、本来は「複雑な」「入り組んだ」などのような、すっきりしない感情全般を指し示している言葉です。しかし、心理学的な意味で言うと、「他者と比べて劣等感を持つこと」だと言うことが出来ます。
劣等感を持つことで、多くの場合は、出来ない自分や相手を引き下げたいと思う心理が働くので、一般的には素直じゃない人間の出来上がりとなり、コンプレックスをたくさん持つ人は、「扱いづらいな~」と思われることもしばしばあります。正直なところ。
ただ一方でこういう側面があることも忘れてはいけません。
コンプレックスがあるから頑張れる
これまで自分やクライエント含めた色々なコンプレックスと向き合って来ました。
で、ある時ふと大きく変わる方も居るんですよね。何があったのかお聴きすると、「コンプレックスを起爆剤にして頑張りました」とおっしゃるんです。コンプレックスを感じなくなるために、寝る間も惜しんで頑張ったとおっしゃるんですね。
そうです。コンプレックスは人が大きく変わる時に1番必要な「変わりたい!」という気持ちとなり、大きなモチベーションになるんです。
人が大きく成長するときは、うまく行っている時ではありません。コンプレックスを感じていて、それを変えたいと強く願った時、コンプレックスと向き合いたいと思った時です。
物事の考え方一つと言えるかもしれません。
どうせなら、あなたの今感じているコンプレックス、せっかくなので利用して、あなたが大きく成長するためのモチベーションにしませんか?
ただ長い時間、コンプレックスのような一見負の感情だけで頑張り続けることは難しいです。
その時は直接ご相談下さい。あなたが大きな成果を手にするためにコンプレックスをどう活用し、その先はどういう感情を自分の軸に置いてやることが、成果に繋がるかをお伝えさせていただきます。
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