もしかしたらみなさんも体験があるかもしれません。
「なぜ相手は何回も同じ相談を繰り返ししてくるのだろう?」
「状況を変えたいと言っていたはずなのに、なぜ行動をしないのか?」
この心理も理解しておくことで、
相手のことを理解しやすくなるので、
今回はここをお伝えしたいと思います。
慣性の法則
中学くらいで今は習うそうですが、
この慣性の法則というのが人間の心理にも働きます。
すなわち
「動いているものは動き続けようとするし、
止まっているものは止まり続けようとする」
ということです。
シンプルに考えるなら、
口では期待していると言っても、状況の変化は本人にはストレスとなることが多いので、
本音のところでは変わりたくないと思っていることがある |
ということですね。
これは相談を受ける側として、
知っておいた方がいいことだと思います。
口で言っていることと、
心の底で望んでいることが
必ずしも一致しない
ということです。
疾病利得
先ほどはあえて
「シンプルに言うと」と言いました。
もう少し深く考えてみるとどうでしょう。
心理学の世界では、「疾病利得」という言葉が存在します。
すなわち、
・愚痴を言わなきゃいけない状況
・変わりたいと言いながらも、今居る状況
が実はご本人にとって、得があるという状態です。
神経症などで多いのですが、
「胸がドキドキするから、苦手なことと直面化せずに済む」
ような状況です。
具体的に言うなら、
恋愛相談はするけど、なかなか具体的な行動に移らない。
それは、振られて傷つきたくないからだ
のように考えると分かりやすいかと思います。
その状況がなくなる(片思いでなくなる)と、
逆に困ることになるから、
今の状況の方が楽であるということですね。
同じことを繰り返して話す人の場合、
上記のような状況か、
あるいは私の専門である、
発達障害の可能性もあります。
もし迷ったら一度ご相談下さい。
臨床心理士の舩曳@大阪。
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