SV(スーパーヴィジョン)

専門家向けのスーパーヴィジョン・教育分析・個人分析

臨床心理士や医師、公認心理師、ケースワーカー、看護師、精神保健福祉士、などいわゆる対人援助を業務とするカウンセラーが自己研鑽をする機会として、研修会、研究会、セミナー、スーパーヴィジョン、教育分析、個人分析を受けることを推奨しています。

心理カウンセラーは日々研鑽することは空気のように当然であり、現状で満足することは、あなたのためにはならず、ひいてはクライエントのためにもなりませんし、悪影響を及ぼすことがあります。そのため、こうした機会を活用してもらえたらと思います。

 

1.教育分析

教育分析とは、臨床心理士や対人援助を職業としている人が、訓練の一環として、自分のことを振り返り、より深みのある臨床ができるようになるために受けるものです。

ちなみに、教育分析と言っていますが、厳密には「教育」ではないため、最近ではこの「個人分析」ということも多くなりました。また訓練分析という用語もありますが、これは精神分析家になるための訓練であり、この心理オフィスKでは行っておりません。

教育分析では、週1回以上の頻度で、可能であれば、週複数回の頻度で精神分析的心理療法を行います。カウンセラー自身の生い立ちや対人関係や家族歴などを振り返り、いわゆるカウンセラー自身の無意識を探索していくプロセスです。

自身の葛藤やコンプレックスを直視することもありますので、時には非常に苦しいこともあるかもしれません。しかし、そうした苦しみこそ、人間の根源的な何かに触れていると言えるかもしれません。

そして、このような取り組みにより、カウンセラー自身の情緒や言動、振る舞いといった逆転移をある程度コントロールしていくことができます。また逆転移をクライエントさん理解の一助として役立てていけるようになります。

料金については以下の通りです。

  • 月に1回50分、10,000円(税込み11,000円)で引き受けています。
  • 大学院生と、大学院修了の後1年以内の方は1年間に限って:半額

教育分析を受けたいと希望する方は以下の訓練・申し込みのページからご連絡ください。

教育分析や個人スーパーヴィジョン、グループスーパーヴィジョンを希望される方はこちらからお申し込みください。

  1. SV受講可能時間は金曜日から月曜日の10時~22時までです。週末、祝日も空いています。
  2. info@cbtskill.comから返信いたしますので、受信可能に設定変更をお願いします。

2.スーパーヴィジョン

スーパーヴィジョンを受ける人をバイジーと言います。バイジーが各自の臨床現場で行ったカウンセリングの記録を持ってきてもらい、それを元にクライエントの理解を深めるため、介入方法や使うテクニック、そして「心理臨床家としてのあり方」を検討し、より良いカウンセリングを提供できるように指導します。また、同様に心理検査(WAIS-Ⅳ、WISC-Ⅳ、その他の知能検査、発達検査、性格検査、)のスーパーヴィジョンも行っています。

決して、良い記録を持ってくる必要はありません。失敗と思えるようなことでも、恥ずかしいと思えるようなことでもスーパーヴィジョンを受け、それを共有したり振り返ったりすることで、今後より良い方向に向かうように努力すれば良いと思います。

料金については以下の通りです。

  • 月に1回50分、10,000円(税込み11,000円)で引き受けています。
  • オンラインによるスーパーヴィジョンも1回50分11,000円です。
  • 大学院生と、大学院修了の後1年以内の方は1年間に限って:半額

3.セミナー

(1)単発及び通年

臨床心理士や公認心理師といった心理職が日々の臨床で役に立つ知識や技術を学ぶためのセミナーを企業や個人(臨床心理士や、公認心理師などの有資格者)の方に対して開催しています。

詳しくはご相談フォームから直接ご連絡下さい。

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