自己実現セラピーCBT臨床心理士の舩曳です。
百田尚樹さんの言葉です。
「 相手の剣の届くところに
身を置かねば、
自分の剣もまた届かない 」(影法師・講談社文庫)
『影法師』に登場する
剣術の道場主の言葉です。
誰だって真剣で戦うときは、
傷を負わずに勝ちたいと
思うことでしょう。
しかし敵の剣が届かないところで、
いくら剣を振り回しても、
こちらの剣は相手に届かず、
とても相手を斬ることは出来ません。
相手を斬ろうと思えば、
敵の剣の間合いに
自ら入らなければならないのです。
これはあらゆる勝負に
言えることです。
ビジネスでも、
投資でも、
それこそギャンブルでも
大きく勝とうと思えば、
大きく張らないといけない。
自分だけ安全圏に居て、
声だけを発してもダメなのです。
それは、
「 自分だけ傷つかずに
相手を斬ろうとしていること 」
に他なりません。
人と同じことをやっていては、
大きな失敗もしない代わりに、
大成功もありません。
結局、
自分が傷つくリスクを一つも取れないようでは
最終的に大きな勝利を
得ることはできないということです。
少しくらい叩かれるリスクがないと
絶対成功しません。
そしてこれは
ビジネスや金儲けに限りません。
人間関係や恋愛においても同じです。
傷つくリスクも顧みず、
相手の懐に深く飛び込むからこそ、
本物の人間関係が築かれますし、
恋も成就するのです。
嫌われることを恐れてばかりいて、
大事な一歩を踏み込めずにいては、
何も生まれません。
人生も同じです。
一歩踏み出すという行動を
起こさなければ何も生まれません。
あなたにとって
「 相手の剣の届くところに身を置くこと 」
とはどんなことですか?
それは本当に一歩踏み込んでいますか?
リスクを顧みず、
斬りに行っていますか?
一歩を踏み出さなければ
何も生まれません。