発達障害とカウンセリングという組合せに
不思議な気持ちをお持ちの方も居るかもしれません。
今回はこのあたりを詳しく書いてみたいと思います。
発達障害児者にとっての居場所
このCBTを立ち上げて、ご相談にいただく方の多くは
「今まで他にここまで受容的に聞いてくれる場所がなかった」
「自分の言いたいことを分かってくれて嬉しい」
とおっしゃいます。
今発達障害の方たちにとって、
【しっかり話しを聞いてくれる居場所】
というのは、求められつつも、
数が少ないということが現状です。
専門的支援としての居場所
大阪府にもこちらやこちらなど有名な発達支援センターがありますので、
全く他にないのかというとそういう訳ではないと思っています。
支援経験も豊富な方も多いと思います。
しかし、診断こそ出来ないものの
(CBTでは医療機関へのリファーも行っています)
CBTでは、臨床心理士という専門家の立場から、
発達障害をお持ちの方と理解し、傾聴し、
その上で、出来る提案を行っています。
NPO団体等では、
専門家を雇うほどの経済的余力がなかったり、
どうしても「現実的なところで指導したくなる」
というのがネックとなっているように感じています。
その方の発達特性(特徴)をちゃんと理解した上で、
耳を傾け、言いたいことを受け止めその上で
状況を踏まえた、専門的支援や
スキルアップトレーニングを行う。
ここをCBTは大事にしています。
発達障害とカウンセリング
とここまで発達障害とカウンセリングについて
お伝えしてきたのですが、
やはり受容されると自己肯定感が上がります。
発達障害の方の悩みは
発達障害そのものであることもですが、
うつ、適応障害、パニック、攻撃性の高さによる自傷
など二次症状が問題となっている場合も
多々あるのです。
一旦受容的に聞いてもらうだけでも、
自己肯定感が向上し、
二次症状を軽減したり、
予防することが出来るようになります。
会社で言われたら腹が立つことでも
カウンセリング中にカウンセラーと一緒に見つけた答えに対しては
「確かにそうかも」
とおっしゃっていただけることが非常に多いです。
ここが発達障害を持つ方にとって
カウンセリングを受ける本当の意味だと理解しています。
発達障害の方が何で困っていて、
発達障害の定形(いわゆる一般的な発達障害の状態)
を理解し、
それに基づいた専門的なアドバイスを受ける。
二次症状を軽減したり、防いだり、
自己肯定感を高めて、
社会に戻る元気をもらう
そんな意味も含めて、
カウンセリングにかかることをご検討下さい。
臨床心理士の舩曳@大阪。全国スカイプ対応実施中
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