臨床心理士の舩曳@大阪です。全国電話&スカイプ相談対応中です。
昨日取材を受けて、こちらに掲載されることが決定しました。
掲載されたらお知らせしますね。
その取材の中で、私が掲げている「一点突破」ってなんですか?という話題になったので、CBTのコンセプトでもある”一点突破”ということについて今回はゲーム風に書いてみたいと思います。
あなたのパラメーターは?
あなたはドラゴンクエスト(通称ドラクエ)やファイナルファンタジー(通用FF)をされたことはありますか?
こういうゲームはフィールドに出て、敵を倒すと経験値がもらえるというある意味シンプルな部分と、途中謎解き(話を進めるのにキーとなるイベントがある)の部分、プレイヤーの意思でしてもしなくてもいいことなど、どうしてもしなくちゃいけないことから、してもしなくてもどうでもいいこと(ただしマニアな人はこれを楽しむ)まで幅広くあります。
中でも戦闘というのが大きな要素なのですが、この戦闘に勝つために自分のパラメーターという考え方が出てきます。いわゆるヒットポイント(HP)やマジックポイント(MP)、力、守りのことなのですが、当然これは高ければ高い方がいいです。
ただこれらはパーティの職業によって伸びやすいパラメーターがあったり、ほとんど伸びないものがあったりします。
・・・ゲームの話しが好きなので、少し長くなってしまいましたね(^_^;)
リアル世界でも目には見えませんが、脚が早いと「素早さが高い」、仕事の処理が早いと「賢い」など、パラメーターのようなものがあります。
で実際生きていく時に、ある程度パラメーターを操作出来るなら、あなたならどこに割り振りますか?
という話しを今回はします(ふぅー前フリが長かった(笑))。
既に高いパラメーターを伸ばすか低いところを伸ばすか
リアル世界では、他人より劣っているところ、特に発達障害の方に限って言うと、小さなミスや、遅刻、会議など突発的な状況での発言など、苦手なところを直すように言われることが多いと思います。
なぜパーティ(チーム)を組むのか
もちろん一人で生きていくなら、一人で何でも出来るオールマイティーであることに越したことはありませんが、戦士に賢さを上げるよう要求したり、魔法使いに力やHPを上げることを求めても、そもそも低いパラメーターであるし、その上努力の割に報われない。
時間やエネルギーを注いでもなかなか成果が出ないことがほとんどです。
発達障害の方に限らず、この「弱点克服」にエネルギーを割いている方が多い日本の教育には疑問を持たずに居れません。
同じエネルギーを注ぐならまずは長所から
ゲームをするなら当たり前のことです。先ほども言いましたが、戦士に魔法を使えるよう賢さを上げることを要求したり、魔法使いに相手を殴って倒す力を求めるようなプレイヤーはまず居ません。
ゲームのことと、リアルのことを一緒にするな!
ですか?ごもっともな意見だと思います。
でもゲームの方がとても合理的です。リアルの場合の「弱点を克服すること」にこだわるのは、イコールパーティ(チーム)で戦うことを前提としていないからだと思うんです。
もちろん万遍なく全て出来る方が居ればそれに越したことはありませんが、パーティを組むのは、お互いに苦手なところを補うためではないでしょうか?
ここに
ゲームはプレイヤーという意思統一をする人が1人だから
という要素も入って来るのですが、少なくとも一人の人間として見た場合、弱点にこだわり、その克服をする時間があるなら、もっと得意なところを伸ばすべきだと考えています。
時間は有限なので、なかなか伸びないところでこだわるよりは、そこは得意な人に任せて、自分が得意なところをどんどん見つけ、それを伸ばしていく。
そんなことをカウンセリングでお伝えする、そういう意味を込めて「一点突破」を掲げています。
もしあなたの強みが分からなくなってしまった。そういう場合にはお気軽にお問い合わせ下さいね。
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