臨床心理士の舩曳@大阪です。
今は巷で発達障害という単語が認知されるようになってきています。
ここをお読みのあなたも、発達障害に関する何かの情報を得るために検索して、たどり着かれたのだと思います。
残念なことですが、TV等で取り上げられる時というのは問題を起こした場合が多く、「発達障害って犯罪犯しやすいんだ」という認識を持たせるかのような扱いが多いですが、実際は異なります。
発達障害だから場面が読みにくかったり、場にそぐわない発言をしたり、被害妄想的に受け取ってしまいがちな方も居られますが、そこから即犯罪というのは短絡すぎることでしょう。
ただ性に関しての線を引きにくいということは多々あるようです。
男性に関しては衝動性のコントロールが難しいため、不適応行動となったり、女性の場合は、場面が読めず、男性の家までついていってしまい、望まぬ性交渉に至ってしまったということがあるようです。
※)今回の被害者がそうだったということではありません。
何が言いたいのかと言うと、線が引きにくいだけであって、丁寧に説明をしておけば、ましてや犯罪のような場面は避けられるということです。
発達障害という問題があり、そのために何かしら問題を自分であったり周りが感じることはあるかもしれませんが、事前に対策であったり対処法は出来るのです。
例えば犯罪に巻き込まれないために「知らない人に声をかけられたらついていっちゃだめよ」と同じように、女性の場合「男性から性的なことを求められたら、電話をすぐしてくること」などのようなルールを設けておくことで、大きなダメージは受けずに済むことが多いです。
反対に男性に対しては、幼少期から「12歳になったらお母さんとはお風呂に入らないのよ」と線を引いてあげたり、「マスターベーションは守られた場所ですること」を伝える必要があります。
「こんなことまで言わないといけないのか」
そう感じることがあるかもしれませんが、分かっているようで分かっていない、分かっていないようで分かっている部分があるのが発達障害であったり、その中の一部であるアスペルガーなどの特徴です。
PCだったら足りない部分は外付けのUSBで補うように、その場で判断が求められることでその判断が難しい場合には、誰に相談をすべきか決めておくこと、また「この時期になったらこうする」という見通しを伝えておくことで、それまでは安心して母子関係を築いていけたりします。
まずはご本人の特徴を理解し、それに合わせた言い方や伝え方が大切なのです。
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