臨床心理士の舩曳@大阪です。
怒ると言えば、先日珍しくお店の店員さんにブチ切れました。
というのも、格安SIMを何気なく見ていたときに店員さんが話しかけて来ました。
・最初タメ口
・ご自身の携帯プラン分かりますか?
・無料通話は5分かけ放題で十分ですよね。
全てにおいてバカにされたようなので、ブチ切れた次第です。
さて、このように感情的に怒る以外に、自分がカウンセリング中にわざとに怒る場合があります。
これはお相手の方が発達障害だったり、そうでない場合もあるのですが、表面的な例えば「不安が収まらないんです」というのを毎週毎週毎週毎週してきて、最初は丁寧に母性を持って受容的にお聴きします。
ですが、いくつか不安の解消法をお伝えしても、実践してこなくて、毎回同じ話で終始する時には、怒ります。
「不安を解消されたいんですよね?なぜいいと思う方法を試されないんですか?」
「お金を支払って来ていただいているのでお聴きするのですが、不安の背景には何があると思いますか」
いわゆる自分と向き合うための直面化をしていただくのですが、カウンセリングと言うと受容的に傾聴するだけと思われていることも多いため、少しびっくりされます(笑)直面化もカウンセリングの重要なツールの一つです。
こうすることで、クライエントの方も本気になるのです。
このクライエントは自分が不安になることで、問題と立ち向かわなくて済むという不安やドキドキを表面に持ってくることで、疾病利得があることに気づかれました。
特に発達障害をお持ちで、表面的な症状に終始される方の場合はこれが1番効果あるようです。
もちろん受容的な態度で何度もお付き合いしたあとでの話になりますが。
私がカウンセリングの最中に怒るのは意図を持ってやっています。
問題の背景と向き合ってもらうため、時には怒ることも必要ではないでしょうか。
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