臨床心理士の舩曳@大阪です。
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広汎性発達障がい(PDD)や自閉症スペクトラム(ASD)の方の支援者を見ていて、「その言い方だと伝わりにくいだろうな」と感じることがあります。
それは、一般的な親子関係や上司部下の関係でも言えるのですが、
「あなたのためを思って言っているんだ」という言い方です。
分かりやすいので親子関係で考えてみましょう。
お子さんは不登校です。当たり前ですが、子どもの将来を普通の親なら心配することでしょう。そしてありとあらゆる手を使って、学校に行かせようとするでしょう。
・「タロウちゃんのためなのよ」
・「学校は行っておいた方がいいんだから」
・「お友だちは学校行っているわよ(暗に行かない自分の子どもはおかしいと伝えている)」
という言葉を使っていることが多いようです。
もちろんお子さんの将来を心配するなら、学校に当たり前に通えることや、集団適応出来ることが必要だと伝えたい気持ちはたくさんあることでしょう。
しかし、ここで大事なことは子どもという当の本人は学校に行かないといけないニーズは全くないのです。
そしてこう言います。
「僕はやる気になれば出来るから」
そこからは水掛け論です。
「やってから言いなさい」
「今出来ていないのに無理よ」
「いつやる気になるの?」
全てが子どもとの溝を深める言動になっていきます。
こういう時の解決法は他の記事に書いてありますし、もし見つからなければ直接お問い合わせからご連絡下さい。
結局のところ、ニーズがない相手に「あなたのためなのよ」という言い方は逆効果です。
私はアトピーの後遺症で少し赤ら顔なのですが、日用消耗品のネットワークビジネスをやっている方に「あなたアトピーですよね」
と第一声言われたことがあります。
仮に自分の中に潜在的にアトピーへの不安があったとしても、いきなり直球で、勝手に、相手からニーズを決めつけられ、さらに答え「こうした方がいいよ」と言われると腹が立つものです。
仮に相手のためを思っているとしても、こういう場合は、逆効果でしょう。
大事なことは、相手が困っている時にそっと手を差し伸べることです。
基本的な方法ですが、知っているのと知らないのとでは大きな差が出てきますので、是非知っておいて下さいね。
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