発達障害支援

即断即決をしない

臨床心理士の舩曳@大阪です。全国電話&スカイプ相談対応中です。

 

発達障害の方の悩みの多くは、不安、そして「その決断でよかったのだろうか?」という後悔の気持ちが大きいように感じています。

 

具体的にもう少しお話してみましょう。

 

例えば転職活動をしていて、Aという会社に受かったから返事をしてしまった後に、本命のB社からも内定をもらった。どうしよう?という場合です。

 

多くの場合、「既に返事をしてしまったから」という理由で、条件が悪くてもA社に行くという選択をされる方が多いです。なぜなら、「筋が通らないでしょう?」とみなさんおっしゃいます。

 

正直どちらを選んだからと言って、後から何かしらの不満は抱く可能性は高いのですが、それでもご自身なりの筋を通したばかりに、後から後悔をし、さらに引きずる場合がとても多いです。

 

そこでいくつか対処法をお伝えしています。

 

結論を出す前に、一旦間を置く

発達障害の方の多くは、ご自身なりの筋や「即断即決しないといけないような気分になる」ことを強くおっしゃいます。

 

相手の期待があるんだから、それには速やかに対応すべきだ、と。

 

それも一つの考え方としては正しいです。

しかし、そこにとらわれた結果が

 

【後からの後悔】

 

なのです。

 

じゃあどうしたらいいのか?

まずは一旦結論を出すのを先延ばしにして下さい。

 

先ほどの転職活動の例であれば、「ありがとうございます。非常に嬉しいお話なので、少し考えさせて下さい」でもいいですし、「明日ご連絡させていただいてもいいですか?」などその場で結論を出さないようにすること。

 

そして代替案を検討するために情報を集める

その間に「この選択で本当によかったのか」を考えたり、B社に連絡を取るんです。

「実は他社から内定をいただいたのですが、実は本命は御社(B社)なんです。どのくらいで結論いただけますでしょうか?一応他社の返答は○○時なのです」

と連絡をして下さい。

 

その上でB社が誠意ある対応をしてくれたらそれに感謝しつつ、B社を選び、A社は断ります。

 

その上でB社が、こちらの締め切りに対して何もアクションがなければ、B社にとってのあなたの価値は「所詮そこまでだった」と受け入れるのです。

 

多くの場合、発達障害の方は即断即決は苦手です。

そこを要求されるとしんどくなってしまいます。

 

なのでご自身の特徴を理解しつつ、「自分は即断即決が苦手なのですぐには決めないようにしよう」そういう自己理解をしたスタンスで、突発的な事態に当たっていきましょう。

 

そして普段から言っているように視覚化することもとても大事なことです。

視覚化も上手に使いながら整理をしましょう。

 

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