■問題■

「神楽ちゃんと付き合いたんですがどうしたらいいでしょうか?」

 

百田は、大学時代の先輩で、会社に入ってからはパフォーマンス・マネジメントを教えてくれた恩人でもあり、神楽と引きあわせてくれた経営コンサルタントや人材育成業をしている妻夫木に相談を持ちかけた。

 

妻夫木「そうか。彼女は大学院でも研究熱心だし、それでいてはっきりとものが言えるところがいいところだよな。お前は惹かれるだろうと思っていたよ。それで前アドバイスしたとおりにはしたのか?」

百田「前・・・?アドバイスもらっていましたっけ?」

妻夫木「それも忘れるほど夢中か(笑)ではまずはお前に恋のパフォーマンス・マネジメント番外編を教えてやることにしよう」

 

どうやら今回も妻夫木先輩は自分を助けてくれるようだ。百田はほっと一安心した。

 

妻夫木「まず今は神楽さんとはどんな感じなんだ」

百田「ちょうどこの前、工場のパフォーマンス・マネジメント(メール講座特典参照)で協力してもらっているところです。工場に調査にも来てもらったので、携帯の番号は知っていますが」

妻夫木「よし、じゃあそれだけ協力してもらっているのだから、まずお礼に食事にでも誘え」

百田「分かりました」

妻夫木「誘う時にはちゃんと『これまで協力してくれたお礼に食事に誘いたい』と理由を付けることを忘れるな。どんな口実でも理由があると人は応じてくれやすいという研究がある」

 

■見知らぬ人にお願いをする

【コピー機でコピーを取っている人に下記のようなお願いをした】

①「5枚なんですけど先にコピーを取らせてください。」
コピー機を譲ってもらえた確率:約60%

 

次にお願いの表現を下記に変更

②「5枚なんですけど教授の依頼で急いでいるので先にコピーを取らせてください。」
コピー機を譲ってもらえた確率:約94%

 

更にお願いの表現を下記に変更

③「5枚なんですけどコピーを取らなければならないので先に取らせてください。」
コピー機を譲ってもらえた確率:約93%

(引用「影響力の武器」より)

 

妻夫木「教授の依頼というのは相手も分かるだろうが、コピーを取らなければいけないとは一見理由にもなっていない理由だ。それでも人は応じてくれる。誘う際には必ず理由を一言付け加えることだ」

百田「分かりました」

 

妻夫木「そして、次はパフォーマンス・マネジメントがうまく行った後みんなと一緒でいいから、従業員も連れて行って、従業員の前でどれだけ彼女が頑張ってくれたか、貢献してくれたか、お前が彼女にどれだけ感謝しているかを褒め称えてやれ。ただしやり過ぎないようにな。誰しも人前で褒められて悪い気はしないものだ」

百田「みんなの前で褒める、ですね。分かりました」

妻夫木「そうした後、もう一回何か理由を付けて、彼女をおしゃれなイタリアンにでも誘え。居酒屋ではなくて、おしゃれなお店だぞ」

百田「どんな理由がいいでしょうか?」

妻夫木「彼女が負担に思わないものがいいな。株で儲けたとか、招待券をもらったが、一緒に行ってくれる女性が居ないのでお願いするでもいい」

百田「その通りやってみます」

妻夫木「最後は同じ方向を、例えば夜景でも一緒に見ながら、目をちゃんと見て告白だ。本当に思っていることをちゃんと伝えること。そうしたら後はお前の真剣さ次第だ。本気の言葉じゃないと人は心動かないからな」

百田「分かりました。このままでは次に呼び出した時に一気に告白しようと思っていました」

 

■スモールステップとは

そう百田が言うと、妻夫木は2つの図を書いた。img-smallstep

妻夫木「左側は1段あたりの段差が低いから、比較的登って行きやすい。右側は段差が高いからなかなか登る気にならないものだ。

 

ポイント

必ず目標に対しては、スモールステップに分けて考えることだ。また、人は単純接触と言って、何回も会う人には好感を抱きやすい。その辺りも何度か食事に誘ったりすることが有効な一つの理由だ」

 

結果、妻夫木の言う通りにして、百田の真剣さが伝わったのか、神楽は付き合うことについて「よろしくお願いします」と応じてくれたのだ。

 

ポイント

大きな目標はスモールステップに分け、出来そうなところから始めていくこと。

 

一気に階段を登らせることは相手にも負担になる。何事も小さな目標を立て、それを達成していくことで自分の自信にも繋がる。大きな目標ほど、たくさんのスモールステップに分け、丁寧に進めていくことが大事である。

 

■種明かし

~神楽視点~

「どうしたら告白してくれるのでしょうか?」

神楽は大学院のゼミの後、妻夫木教授に相談を持ちかけていた。※メール講座でも出てくるが、妻夫木は神楽の通う大学院の教授であり、百田の大学時代の先輩である。

 

神楽「パフォーマンス・マネジメントで、相手に告白させるって出来ないものでしょうか?」

 

妻夫木は近況を聞いた。社員のことも一生懸命考えていて、女性でかつ年下の自分の言うことも素直に聞いてくれる百田のことを好きであると。

 

一方で、なかなか関係が進まないので、何かきっかけがないか妻夫木に聞いていたところである。

 

妻夫木「恋愛は専門外なんだがな」と笑いながら妻夫木は答える。

 

妻夫木「かと言って、今いきなり告白されても返事に困るんじゃないのか?」

神楽「そうですね。今はまだ今は軽い女だと思われるのが嫌で、何かしら理由を付けて断ってしまうような気がします」

 

妻夫木(これだから女は難しいんだよな)ということは言葉に出さず、

単純接触の原理、

人は理由を言われると

理にかなっていなくても応じてしまいやすい原理、

そしてスモールステップの原理を

ざっと頭の中で組み立て、神楽に確認をする。

 

妻夫木「じゃあ手順を踏んで、アプローチされたら、百田と付き合いたい気持ちはあると思っていいんだな?」

神楽「・・・はい」

 

ということを事前に相談を受けていたため、百田に自信を持って、恋愛のノウハウを語ったのは妻夫木の心の中だけの秘密である。

 

二人の馴れ初め、前後のストーリーがメール講座で登場します。

ストーリーだけでも読む価値ありです。



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